2021年11月7日日曜日

(仮称)あさひ風力発電事業計画にイヌワシ衝突防止のための意見書を提出しました。

  • 「環境へのいたわりを大切に、地球環境保全に努める」ことを社の環境憲章に掲げる北陸電力株式会社は、2021年9月30日、(仮称)あさひ風力発電事業 計画段階配慮書を公表し、環境保全の見地からの意見を募集しました(11月1日に終了)。
  • 新潟県イヌワシ保全研究会は、再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みを評価し、謝意を述べました。
  • 同時に、同事業の計画地と新潟県内のイヌワシ繁殖地との距離を調査し、風力タービンへのイヌワシの衝突死に関する国内外の論文等を参考に、イヌワシへの影響を予測しました。
  • その結果、イヌワシの衝突死が想定される区域(同事業の計画地から半径30km)には、新潟県内だけで、国内のおよそ3%に相当するイヌワシ繁殖地が存在していました。
  • 同事業が計画通り稼働した場合、複数の繁殖地の存続がおびやかされ、個体群の絶滅リスクが増大する可能性が否定できないことから、下記の意見を提出しました。
    • イヌワシの衝突を回避できる距離まで計画地を遠ざけること。
    • もしくは、イヌワシとの衝突を防止できる構造の発電機に変更すること。

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