2026年7月26日日曜日

令和8年度全国森林計画(変更)及び令和年度森林林業基本計画(更新)の公表について

  • 2026/6/5 林野庁から「全国森林計画(変更)」及び「森林林業基本計画(更新)」が公表されました。
  • 人口減少や輸入材に頼れないという国内外の情勢が強く反映された内容です。
  • また、昨年度の森林・林業白書をうけて生物多様性を高める林業経営が主要テーマの一つとなっています。
  • 全国森林計画 
    • 従来、単層林及び複層林に分類されていた林業適地にある人工林の整備方針については、「多様な伐期の設定や伐採面積の縮小・分割に取り組みつつ」の表現が使われ、より持続可能性と生物多様性に配慮した表現になっています。
    • かつて、化石燃料への転換や自然保護団体の抵抗等により衰退した日本の伝統林業については、「農地や草地等と複合生態系を構成する二次的な里山林の保全管理等に努める。」の記載が注目されます。
  • 森林林業基本計画
    • 人工林の整備及び保全の考え方として、「希少な生物が生息・生育する森林など属地的に生物多様性保全機能の発揮が求められる森林においては、その機能の発揮に必要な施業等により、人工林を維持し、又は天然林へ移行する」ことが記載されました。このことは、現行の択伐面積の上限(0.05 ha未満)に限定されない、より費用負担の少ない施業方法にも選択肢を広げたものと思われます。※ただし、全国森林計画における公益的機能別施業森林「希少な生物の保護のため必要な森林」では「択伐による森林施業に限る」となっていますので注意が必要です。
    • KPI一覧「生物多様性を高める森林づくりが行われている森林の面積割合:2割(令和6年度)→6割(令和12年度)」の記載が注目されます。
    • また、26ページ全体を使って「生物多様性の保全等のための多様な森林づくりの推進」が特集されています。

2026年2月23日月曜日

イヌワシストア見学会のご報告

  •  2026年2月16日(月)、群馬県上毛高原駅構内にオープンしている「イヌワシストア」さまへ見学に行きました。

  • 目的は、イヌワシ保全活動へのご支援のお申し出をいただいた新潟県三条市の社会貢献NPO「ソーシャルファームさんじょう」さまに同行し、支援活動のあり方を勉強するためです。

  • イヌワシストア店長の岸様から、地域のつながりとビジネスを融合させたイヌワシ支援活動のご講義をいただきました。
  • 詳しい内容はnoteをご覧ください。
  • おいしいイヌワシブランドコーヒー お勧めです!

2026年2月10日火曜日

公式 note 3回目の投稿は「日本の林業と世界のワシ類 その3 イヌワシ」です。

2025年の新潟県におけるイヌワシの繁殖状況は、繁殖成功4ペア、繁殖失敗又は未繁殖6ペア、繁殖成功率0.400でした(2026年2月10日)。

  • 2025年、新潟県におけるイヌワシの繁殖成功率は0.400でした。
  • 内訳は、繁殖成功数(少なくとも1羽以上のヒナを巣立たせたペア数)が4、繁殖失敗数(1羽もヒナを巣立たせることのできなかったペア数)が6でした。
  • この他、踏査によって少なくとも巣立ち近くの時期まで育雛の痕跡が確認された1例は、繁殖成功の可能性が高いものの、調査不足等の理由で巣立ちした幼鳥が確認できなかったことから成功と断定できませんでした。
  • 2016年から2025年までの10年間の累積繁殖成功率は、0.448 [0.368-0.530]でした。
  • 内訳は、繁殖成功69、繁殖失敗又は未繁殖85でした。

2025年9月25日木曜日

木質ペレットの国内生産量が10年ぶりに減少!自給率も続落!

  • 2050年カーボンニュートラルの目標達成に向けて国産木質燃料の利用に期待がかかっています。
  • しかし、林野庁の統計データによると、2024年における木質ペレットの国内生産量は10年ぶりに減少しました。
  • 2014年までは50 %を越えていた自給率も2.4 %に低下しています。
  • 日本は古来より輪伐方式の萌芽再生林(いわゆる薪炭林)という持続可能な林業を編み出して燃料を自給してきました。
  • 戦争特需やパルプ生産などによるオーバーユースがたたって持続可能性に黄色信号が灯りましたが、1980~1990年頃には自然の力で回復し、再利用が可能になっていたと考えられます。
  • しかし、タイミングを合わせたように、主に奥山林を対象としていた天然林保護運動が薪炭林も含めるものに変容し、再利用を阻む一因になりました。
  • 今では萌芽再生の可能な期間を過ぎてしまった天然林が多くなり、幹が太り過ぎて伐採効率も低下したため、木質ペレットの生産も薪炭林の再利用も簡単ではありません。
  • この間に、カナダの原生林や、ベトナムの再生困難なほど短い伐採サイクルで生産された木質ペレットが大量輸入されているうたがいがもたれています。
  • 日本と木材輸入国双方の持続可能な林業を実現し、カーボンニュートラルに貢献するためには、森林生態学の専門知識に基づいた林業政策が必要です。また、専門家や行政だけでなく、バイオマス発電企業、木材商社、自然保護団体、そして国民が将来に対する責任を分かち合って行く必要があるのではないでしょうか。

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2018年9月8日、イヌワシにも配慮した雪国観光圏スノーカントリートレイルがオープンしました!

雪国観光圏スノーカントリートレイルは、3県7市町村(新潟県:湯沢町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町、長野県:栄村、群馬県:みなかみ町)の山岳路、歴史ある古道、温泉地などをつなぐ全長307kmのロングトレイルコースです。 著名なアドベンチャーレーサーであり歴代コースディレ...