- 2022年に県内で確認されたイヌワシの繁殖成功率は0.400 [0.163₋0.677]でした。
- 内訳は、繁殖成功(少なくとも1羽以上のヒナを巣立たせたペア数)が6(推定1を含む)、繁殖失敗(1羽もヒナを巣立たせることのできなかったペア数)が9(推定3を含む)でした。
- 繁殖成功のうち1例は、2羽の幼鳥が確認されたことから、2022年の新潟県における生産力(1ペアあたり幼鳥生産数)は0.467 [0.188₋0.962]でした。
- 繁殖失敗の1例は、営巣岩壁の上を冬山登山者が通過するたびに繁殖中断が続いていた湯沢町の事例です。今年は繁殖直前にオスの入れ替わりがあったことから営巣しませんでしたが、首都圏の山岳会から登山自粛にご協力いただいたことから、来年の繁殖に期待がかかります。