2021年4月5日月曜日

スカイランニングレース規則と粟ヶ岳スカイレースのイヌワシ問題について

  • International Skyrunning Federation Rule(国際スカイランニング連盟レース規則)には、"The organisers must take all necessary measures to avoid designing routes that cross areas with sensitive ecosystems"(日本スカイランニング協会競技規則には”主催者は脆弱な生態系のエリアを通るルートを避けるためにあらゆる手段を尽くし”)と書かれています。
  • 私たちはこの競技規則を高く評価しています。
  • しかしながら、スカイレース(スカイランニングのメイン種目)世界シリーズ2021の初戦であるMt. Awa SkyRace(粟ヶ岳スカイレース)は、イヌワシ(Golden eagle)が人為影響に最も敏感な営巣中心域(nesting core area)を横切っているため、競技規則から逸脱している可能性があります。
  • 実際、2018年、2019年の世界シリーズの時には、イヌワシの異常行動や繁殖中断が観察され、ペア解消に至ったことが新聞でも報道されました(現在は回復)。
  • 粟ヶ岳スカイレース(他の種目を含む)の主催者及び関係者の皆様には、自然環境が脆弱であることを認識し、自主的に大会を見直されることを改めて強く求めます。
  • また、選手の皆様には、イヌワシ問題とともに、地元コミュニティにおける新型コロナ感染症拡大の懸念について思いをはせることを期待します。

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