2018年12月31日月曜日

2018年における県内の繁殖成功率 0.5を割り込む!


  • 2018年に県内で確認されたイヌワシの繁殖成功率は0.333 ,95%信頼区間が[0.146 ,  0.570],(N = 21) であり,3年ぶりに0.5を下回りました.
  • 繁殖成否の内訳は,少なくとも1羽以上のヒナを巣立たせたペア数が7,1羽もヒナを巣立たせることのできなかったペア数が14でした.
  • 3ペアについては営巣中心域における冬山登山などの人為影響が確認されました.このうちの1ペアは営巣場所を移動して繁殖成功したものの、2ペアは繁殖失敗しており、自然愛好家に対するイヌワシ保全の啓発活動が課題となっています.他の繁殖失敗した3ペアについては,求愛期に何らかの理由でペア個体の一方が入れ替わっており,2018年は繁殖しなかったものの,2019年以降の繁殖が期待されます.
  • なお,2019年の繁殖成功率を調査する過程で2018年の繁殖成功情報が新たに1例得られたことから訂正しました。

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