- 中越森林管理署は第50回林業技術コンテストにおいて、”イヌワシの生息環境を保全するための森林施業について”と題する発表を行い、林野庁長官賞を受賞しました。(発表要旨へリンク;24-25ページ)
- 本施業は、うっ閉してイヌワシが獲物めがけて飛び込めなくなったスギ人工林に、群状伐採地をつくって天然力による広葉樹の誘導を図り、イヌワシが狩りをする空間とともにノウサギ等餌動物の生息環境を再生するものです。広葉樹がうっ閉したら残りのスギを群状伐採して上記のサイクルを繰り返し、自然の倒木によって狩場が形成される高齢の針広混交林へ誘導します。
- 新潟県イヌワシ保全研究会は、群状伐採地の大きさを決めるためのイヌワシの狩場の測量データやノウサギの生息環境の解析データ等を提供して本施業に協力しました。